基本用土に関する基礎知識


花フル・ガーデニング

基本用土に関するページ

花フル・ガーデニングは
ガーデニング初心者だった私の奮闘記です。
始めは形ばかりにとらわれていた私ですが、
植物に関する知識を増やして行くにつれ、
草花に対する愛情も深くなったように思います。

数々の失敗を繰り返しながらも
庭と呼べるものに近づきつつあります。
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基本用土に関する基礎知識を身につけて株を丈夫に育てよう

基本用土に関する基礎知識
現在ホームセンターや園芸店には様々な種類の
基本用土が数多く並んでいることはすでに述べました。

しかし少し前までは、
園芸作業は基本用土をそろえて、
配合するところから始まりました。

しかし現在は植物にあわせて専用の土が
販売されていますからとても便利ですね。

ただ、この基本用土を使用しても植物の育成に
失敗してしまう人たちがいるのも事実です。
私もそのような失敗を何度か重ねてきました。

失敗の大きな原因が、
基本用土にあるのではなく、
日当たり、風通し、水遣りの回数、
肥料の混ぜ方などをよく把握していなかったことによります。

ですからブレンド済みの用土もよいのですが、
その環境にあった土を自分で作れることが大切です。
ぜひ各種の基本用土の性質を知って
自分の庭や習慣にあったマイソイルを作ってください。

以下には基本用土の特徴を上げました。

■赤玉土
栃木県の鹿沼地方で産出されるものが多く、
関東ローム層の火山灰土の赤土から作られています。

粒子の細かい粉土を取り除き、
乾燥させて大粒、中粒、小粒がふるいにかけられ分類されたものが
販売されています。

水をかけて粒が崩れるものは品物としてはよくありません。
水をかけても形を保っているものでなければ
その役割を果たすことは出来ません。

そこで買う場合は、
袋に沢山の粉土がたまっているものは避けてください。

土自体は弱酸性で通気性、保湿性に富み、
鉢植えに適した土といえます。

ただし火山灰土なのでリンサン分を吸着しやすいため、
肥料にはリンサン分の多いものを
使用してあげる必要があります。

大粒は鉢の底部に、中粒や小粒は
ピートモスや腐葉土、パーライトなどと
ブレンドして使用するのが良いでしょう。

小粒はほとんど無菌ですから
挿し木用土としても使用できます。

■鹿沼土
栃木県鹿沼地方で産出されることからこの名が付きました。
始めは目も向けられなかった土で、
いつも捨てられていましたが、

大正時代に鹿沼氏在住の福富源治氏が
捨てられた鹿沼土からサツキの新枝が出ていることを
発見してから、サツキの繁殖にむいた土であることが
判明し、それからこの土に
スポットライトが当たるようになりました。

細かな穴が多数空いており、
粒自体は軽く通気性と保水性に優れています。

火山灰土なのでリンサン分を吸着しやすいので
リンサン分の多い肥料をブレンドする必要があります。

酸性度はやや高めですので、
サツキやツツジにはむいています。

また排水性と保水性を高める目的で
他の用土とブレンドして使用することが多いです。

また無菌であることから挿し木するにも良い土です。
用途に合わせて粒の大きさを選んで購入しましょう。

■黒土
関東ローム層の表層部にあり、
有機質に富んだ火山灰土です。

団粒化したものから単粒化したもの
有機質に富むものと有機質分が少ないものと
性質は一様ではありません。

一般に畑から採取したものは有機質に富んでおり、
軽く柔らかく、保水性にも富んでいます。

単粒化したものは通気性、透水性が悪いので、
腐葉土やバーミキュライトを混ぜる必要があります。

■荒木田土
河川や湖沼の周辺、水田の下層部にある土で
粘り気もあり、重く肥料分に富んだ沖積土です。

壁土や瓦の原料としても使用されていました。
赤玉が普及する前は
鉢植え用の土としても使用されていました。

乾燥させると固まりやすいのが特徴です。

腐葉土やピートモスと混ぜて使用すると
柔らかく通気性のある鉢植え用土になります。

■真砂土(山砂)
関東から中国地方にかけて存在するごく一般的な土壌です。
花崗岩の風化によってできた土で、
風化の度合いによって性質は一様ではありません。

一般には通気性が悪く、
粘土質に富んでいます。

微塵の少ないものが園芸用には向いています。
腐葉土などと混ぜて使用しましょう。

ふるいにかけて使用するのがよいのですが、
取り除いた微塵は芝の目土に向いているので、
捨てずに利用しましょう。

■桐生砂(山砂)
赤褐色の火山性砂礫で鉄分を多く含んでいます。
通気性、保水性に富み、
盆栽や山野草の用土に使用されます。

一般の鉢植え用土とブレンドして
用いることも出来ます。

■日向土
宮崎県の大地から産出される火山礫質用土です。
ボラ土ともよばれています。

多孔質で通気性、排水性に富んでいます。
ランや山野草の栽培にも使用されます。

大粒のものは鉢底石として使用されます。

■軽石
火山地帯に産する多孔質の砂礫で、
軽く、保水性、通気性に優れています。

洋蘭や山野草の植え込み材料として使用されます。

■富士砂
富士山周辺から産出される黒い火山性砂礫です。
多孔質の割には重く、保水性に富んでいます。

粒の大きいもので植えると排水性がよくなる一方
粒の細かいものは保水性が良すぎて、
乾燥を好む植物には向きません。

山野草の基本用土として使用される他、
他の用土と混ぜて鉢植え用土を作ると
固まりにくくなるという性質を発揮してくれます。

■矢作砂(川砂)
岐阜県矢作川の中・下流域に堆積した
花崗岩からできた砂礫です。

角張っており通気性、排水性がよい反面、
保水性、保肥性に乏しいのが特徴です。

洋蘭の用土にも向いています。

■朝明砂(川砂)
三重県桑名地方で産出される
花崗岩からできた砂礫です。

角張っており粒も大きく、
通気性、排水性がよい反面、
保水性、保肥性に乏しいのが特徴です。

カンノンチクの用土にも向いています。

■水ごけ
用土ではありませんが、
植え込みの材料としては重要な役割を果たします。

湿原に生える天然の水ごけです。
通常乾燥させたものを使用しますが、
保水性に富み、適度な通気性もあります。

着生ランや湿地性の植物には欠かせない培地です。
現在流通されているものの多くは、
ニュージーランド製です。

十分に吸水させると自重の10倍もの水を吸収します。
ランの根に巻きつけて植え込んだり、
球根を乾燥させずに保管するために
巻きつけて保管したりするのに役立ちます。

植え込み時には柔らかく詰めると
根腐れの原因となりますから、
ぎっしりと詰め込みましょう。

2年に1度は水ごけを取り替えてあげましょう。

■ケト土
湿地や沼地の水辺植物が水底に堆積し、腐敗したもので
繊維質を多く含んだ粘り気のある黒い土です。

保水性、保肥性に富むのですが、
鉢植え用土としては使用できません。

盆栽などの植え込み場所を作る
造形材として使用されます。
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